日本語の読解で日本文化を知る:『人力車』
- 林果先生
- 2024年6月19日
- 讀畢需時 3 分鐘
已更新:2024年7月6日

【日】 浅草や京都など、和の風景漂う観光地には人力車がよく似合う。威勢のいい車夫が引っ張る人力車に乗って観光すれば、ちょっとした贅沢気分を味わうことができるというものだ。
【中】 浅草和京都等充满和风景色的观光地与人力车非常相配。坐上由精神抖擞的车夫拉着的人力车观光,可以享受一种小小的奢侈感。
【日】 人力車は、明治3年に和泉要介・鈴木徳次郎・高山幸助の3人が製造と営業を出願したという記録が残っていて、この3人が発明者というのが定説となっている。
【中】 人力车的历史可以追溯到明治3年,当时和泉要助、铃木德次郎和高山幸助三人申请了制造和经营权,这三人被认为是人力车的发明者,这是普遍的定论。
【日】 東京・日本橋の近辺で始まった人力車営業は、昭和に入って数を減らしたものの、戦後には燃料を使わない移動手段として見直され、今では乗用車にその役目を譲る代わりに、観光案内役として全国各地で活躍している。
【中】 东京日本桥附近开始有人力车营业,尽管昭和时期人力车数量减少,但战后由于不需要燃料的特点,人力车重新受到重视。如今,人力车不再作为主要交通工具,而是作为旅游景点的观光工具在全国各地活跃。

【日】 さて、そんな歴史を振り返ったところで、肝心の値段を見てみよう。
【中】 那么,让我们来看看人力车的价格。
【日】 人力車1台のお値段は、2人乗り用のもので約150万円。3人乗り用だと 200万円ほどで、高いものだと400万円にもなる。乗用車1台分ぐらいのお値段がするものなのだ。
【中】 一般两人座的人力车价格约为150万日元,三人座的约为200万日元,价格高的甚至可达400万日元,相当于一辆轿车的价格。
【日】 最近では人力車にもさまざまなバリエーションがあるらしく、婚礼用の車体を白くしたもの、車体が透明な素材でLED電球を内蔵し、ライトアップが可能なもの、東京スカイツリーのデザインを模したものなど、個性あふれる人力車がある。いずれも値段は通常のものより少し高い程度だ。頼めばオーダーメイドで好きな柄をあしらった、自分だけの人力車を作ることも可能だ。
【中】 最近,人力车有了各种各样的变体,如婚礼用的白色车体、透明材质并内置LED灯可点亮的车体、模仿东京晴空塔设计的车体等,个性十足。这些特别的人力车价格稍高一些。你还可以定制自己喜欢的图案,制作独一无二的人力车。

【日】 ちなみに観光で乗せてもらう場合の料金は、1人当たり30分で4000~5000円、1時間で7500~9000円程度というのが平均だ。あらかじめ頼んでおけば1日(最大8時間というところが多い)5~9万円で貸切ということもできるようだ。
【中】 至于旅游时的乘车费用,一般每人30分钟4000~5000日元,1小时7500~9000日元。如果提前预约,还可以一天(最多8小时)5~9万日元的价格包车。
【日】 場所が限られていてタクシーのような便利さはないものの、車夫さんならではの情報を聞きながらのんびりと観光するのも、時にはいいものである。
【中】 虽然人力车的使用范围有限,没有出租车那么方便,但在车夫的讲解下悠闲地观光也是一种不错的体验。
【日】 見かけた際には一度利用してみてはいかがだろうか?
【中】 看到人力车时,不妨尝试乘坐一次吧。
参考資料:『モノの値段』
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