日本語の読解で日本文化を知る:『踏切の遮断機』
- 林果先生
- 2024年7月7日
- 讀畢需時 3 分鐘

【日】 線路が多く集まる駅付近で、何度も列車が行き交いするために「開かずの踏切」という現象が起こり、一時間それが問題になったことがある。一度踏切に引っかかってしまったら最後、次に開くのは十数分後・・・。一分一秒を惜しむ営業マンや遅刻寸前の学生にとってはたまったものではない。
【中】在鐵路線路集中的車站附近,由於列車頻繁通過,會出現「關不上的道口」現象,曾經有一次持續了一小時成為問題。如果一旦被困在道口,下一次打開可能要等十幾分鐘……對於爭分奪秒的業務員和即將遲到的學生來說,這是難以忍受的。
【日】 とはいえ、重大な列車事故を防ぐためになくてはならないのが踏切の遮断機である。そのお値段、いくらほどするものだろうか。
【中】儘管如此,為了防止重大列車事故,擋車桿是必不可少的。那麼,擋車桿的價格是多少呢?

【日】 遮断機1台は、約50万円だという。これは電車の信号などを管理するシステムは含まず、桿を上げたり下ろしたりする遮断機本体部分のみのお値段だ。その桿1本となると、約1万円だそうだ。
【中】據說一台擋車桿的價格約為50萬日元。這不包括管理列車信號等系統的費用,僅是擋車桿本身的價格。而一根桿的價格約為1萬日元。
【日】 遮断機と似ているもので大型スーパーの駐車場などで見かけるゲートがあるが、こちらは施工費込みで約30万円だという。ゲートに使われる桿の値段は踏切のものと大きくは変わらない。
【中】類似於擋車桿的,還有大型超市停車場等地方看到的閘門,據說包括施工費在內的價格約為30萬日元。閘門使用的桿與道口的桿價格相差不大。
【日】 ちなみに、車を運転していて遮断機が下りた踏切内で立ち往生したとき、脱出するのに桿を壊すと弁償になるのでは・・・とためらう人もいるかもしれないが、内側から押すのであれば、桿は折れないようになっている。
【中】順便提一下,如果在駕駛過程中被困在下了擋車桿的道口內,可能有人會因為擔心打破桿需要賠償而猶豫,但從內部推桿是不會折斷的。
【日】 むしろ、踏切内に残って列車とぶつかってしまう方が高額の損害賠償を請求されることになるので、そのような状況に陥った場合、躊躇なく脱出する方がいいだろう。
【中】實際上,留在道口內與列車相撞會被索賠高額的賠償金,所以遇到這種情況時,應該毫不猶豫地逃離。
【日】 ただし、外側から押した場合は壊れてしまうので、その時は正直に警察に申し出なければならない。
【中】不過,從外部推桿會造成損壞,所以這種情況下需要如實向警察報告。
【日】 いくら急いでいたとしても、踏切の警報機から音が鳴り始めたら渡ってはいけない。事故を防ぐためにも、ルール・マナーには気をつけたいところだ。
【中】無論多著急,當道口的警報器開始響起時,都不應該穿越。為了防止事故,必須注意遵守規則和禮儀。
参考資料:『モノの値段』
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