日本語の読解で日本文化を知る：『打ち上げ花火』

【日】　夏の風物詩・打ち上げ花火。2日で100万人以上が訪れる新潟県長岡市の大花火大会や、徳川家康生誕地の愛知県岡崎市で行われる花火大会、東京湾や隅田川の花火大会など、日本全国で盛大な花火大会が催されている。

【中】　夏季的象徵——煙花。新潟縣長岡市的大型煙花大會，兩天內吸引了超過100萬人前來觀看；在德川家康出生地愛知縣岡崎市舉行的煙花大會，以及東京灣和隅田川的煙花大會等等，全國各地都舉辦著盛大的煙花大會。

【日】　そんな楽しいイベントで、夜空に大輪の花が開くたびに「今のはいくらぐらいするのかな？」などと言っては雰囲気もぶち壊しだが、言われてみると、確かに気になるところではある。

【中】　在如此愉快的活動中，每當夜空中綻放出一朵大花時，若是說一句“這個大概多少錢？”之類的話，會破壞氣氛，但確實讓人不禁好奇。

【日】　打ち上げ花火1発の値段は、玉の大きさが約14センチメートル、開くと花の直径が150メートルほどになる「5号玉」で、1万5000円程度というのが相場。

【中】　一髮煙花的價格大約為1萬5000日元，這種“5號玉”直徑約14釐米，綻放時花的直徑約為150米。

【日】　大きさは3号から30号、作ろうと思えばそれ以上とかなり幅があり、大きくなれば当然値段も高くなる。10号玉と呼ばれる、開いたときの花の直径が320メートルのものになると10万円、450メートルの20号玉は80万円もかかるようだ （花の直径100メートルの3号玉は4000～5000円、275メートルの30号玉は150万円ほど）。

【中】　煙花的大小從3號到30號不等，若是製作更大的也有可能，當然越大價格越高。被稱為10號玉的煙花，綻放時花的直徑為320米，價格為10萬日元；直徑450米的20號玉則需80萬日元（直徑100米的3號玉價格在4000到5000日元，直徑275米的30號玉則約為150萬日元）。

【日】　こうしてみると、大型の花火は高価なものの、100メートル以上の花火が1万円台というのは結構安いようにも思える。

【中】　這樣看來，儘管大型煙花價格高昂，但直徑超過100米的煙花價格在1萬日元左右，似乎還算便宜。

【日】　だが、大きな花火大会ともなると、何千発、何万発と打ち上がるのが定番。さらに打ち上げ設備や周辺の警備費用なども必要なため、総費用はなんと5000万～1億円もかかってしまうのだ。

【中】　然而，一場大型煙花大會通常會燃放數千甚至數萬發煙花。再加上打上設備及周邊的警備費用，總費用竟高達5000萬到1億日元。

【日】　家囲気を楽しみたいのなら、やはり値段のことは考えない方がよさそうだ。

【中】　如果想享受煙花的氛圍，還是不要去考慮它的價格為好。

---

参考資料：『モノの値段』